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松山悔し涙 後半失速5位タイでメジャー初V逃す (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

ここ数日、日本の多くのゴルフファンは固唾をのんでテレビにかじりついただろう。

男子ゴルフアメリカ4大メジャー大会の一つ、全米プロ選手権がアメリカノースカロライナ州クェイルホローCで行われ、前日1打差の2位でスタートした松山英樹選手は、最終日スコアを落としてしまい、通算-5でホールアウトで5位でフィニッシュ。日本人初のメジャータイトル奪取は叶わなかった。

2日目、64で回り一気に首位タイに並んだ松山選手。日本人初のメジャー制覇を手中に近づけることはできたが、最終日に失速をしてしまった。

全米オープンを2位タイ、全英オープンは14位タイ、前週のブリヂストン招待では2位に5打差をつけて圧勝し、これ以上ない形でノースカロライナに乗り込んできただけに残念でならない。

ところで、ゴルフという競技は、皆さんもご承知の通り、18ホールでいかに打数を少なくして、カップにボールを入れていくことができるかである。他の球技と違って、相手よりも自分自身との戦いが強いられる。

市川うららFM「マンティー・チダのSPORTS VIBRATION」のスポーツメンタルコーナーに出演いただいている㈱アイディアヒューマンサポートサービス田中誠忠さんに、ゴルフの選手のメンタル面の事例を挙げて頂いたことがあった。

あるホールをボギーとした後の次のホール、いつもティーショットが安定しなかった選手がいたそうで、安定できない理由を聞いてみると、「ボギーを取ったら、この後ダメかもとか、早く挽回をしないと考えてしまい、焦ってしまう」という答えが返ってきた。つまり、不安になってしまいイライラしたままティーショットを打っていたのだ。自分の性格だからしょうがないと思い込んでしまい、ボギーになるといつもこうだという風に考え、ボギーとしてしまった後の、次のティーショットは失敗するという前提になっていた。

そして田中さんは、選手にこんな質問を投げかけた。

「あなたは何のためにゴルフをしているの?」

質問をなげかけられた選手は、「私は何年後に賞金王になりたい」という答えが返ってきた。田中さんは続けて、

「賞金王にふさわしい人だったら、試合中にどんな行動をすると思う?」

と問いかけると、「賞金王になる人は、ボギーの後でもきちんと気持ちを切り替えて落ち着いてパフォーマンスを発揮していると思います。」と答えたそうだ。

つまり、「自分は何者なのか?」を考えながらプレーをできるかが大事だということだった。

松山選手の今回の事と同じ土俵で執筆することは失礼かもしれない。そして、4大メジャーで勝利することは簡単ではない。松山選手も日本を代表するプロゴルフ選手。海外でもツアーでは優勝を経験している。日本人でツアー優勝を経験している選手は他にもいるが、主要大会(4大メジャー)を制覇した日本人選手はまだいない。

もし、松山選手が「男子ゴルフ4大メジャー大会を制覇する選手にふさわしい人」という想定で、最終日をプレーしていれば、結果は変わっていたかもしれない。

今年の4大メジャーは今回の全米プロで最後になるが、来年のマスターズでは是非
「男子ゴルフ4大メジャー大会を制覇する選手にふさわしい人」という想定でプレーをして、日本人初のメジャー制覇を達成してほしい。